雨期にぬかるみながら遠くの本校まで6kmの道のりを歩いていた5年生たち。今では村の分校で安心して学べるようになりました。天候に左右されず集中して勉強できるようになったので、成績も少しずつ良くなっています。
順調に歩んできたかのように見えるゴックトゥ小学校ですが、すべてが順風満帆だったわけではありません。特に最初の頃は教育に対する親の理解も低く、親の仕事の手伝いをするため欠席をする子も見受けられました。そのため先生方が家庭を訪問し、学校に通わせるように説得してまわりました。子ども達が楽しそうに勉強するようになると、親にも少しずつ変化が見られるようになり、教室が足りなくなった時には仮設校舎を作る手伝いをしてくれるまでになりました。
学校や子どもの雰囲気が見違えるほど明るくなったゴックトゥ小学校。今後は授業の質をあげるための取り組みなど、中身の充実をはかっていきます。