ドンズー日本語学校はホーチミンに本校があるベトナム最大規模の日本語学校です。南部チャヴィン省の困窮家庭の児童生徒への「青葉奨学金」、中部クアンナム省少数民族寄宿小学校に防寒着を届けて児童らと交流したり、物を大切に整理整頓の習慣を身につける「暖かい冬を届けるプロジェクト」のパートナーです。
同校OGで、AEFAの元インターン生 レ・ゴック・バオ・ヴィーさんは、「暖かい冬プロジェクト」の発案企画者です。
「インターン時代、理事長と現地を訪問したのですが、当時理事長は75歳になったにもかかわらず、私が彼を追いかけるのに精一杯のスピードで山道を歩きました。彼には、一刻も早くベトナムの子どもたちと学校の様子を見たく、そのために異常な体力が与えられたのではないかと思います。それだけでなく、ベトナムの現状に対する知識もベトナム人の私より広く持っていて、私よりベトナムのことを色々考えてくださっています。なぜ彼はそこまでベトナム人の私たちのために懸命に生きているだろうと疑問を持ちながら、その姿に感銘を受け、留学前の初心を思い出されました。
実はドンズーにいた頃には常に日本で学んだことを母国に持ち帰り、国に貢献することが国民の義務なんだと教えていただきましたが、実際このとき、AEFAの皆の姿を見て、何も考えていない自分が恥ずかしく、初めてその教訓を実感できました。今、改めて考える際、思い浮かべるのは地域の人々のことです。どの地域どの家庭から生まれた子であるかにかかわらず、必要な時、必要な機会を与えられることが理想です。自分の将来の夢を通して、その世界を実現していければと思います。」