マレーシア・クアラルンプール在住のAEFA会員で現地サポーター 石崎 浩之 さま からのメッセージをご紹介します。
「マレーシアからこんにちは。ミャンマーの少数民族・チン族の難民の方たちが運営する小中学校Chin Student Organization(CSO)の支援をしている石崎です。彼らは、複雑な事情で母国を出て、皆で協力しながら日々の生活を維持し、かつ子供たちに教育環境を提供しようと、一生懸命です。彼らは、将来が見通せない状況下、どんな国でも生きていくために英語が必須だと考え、母語に加え英語での学習を行っています。また、生徒たちの栄養確保のため、朝・昼の食事も提供しています。新型コロナによるロックダウン時には、限られた予算をやりくりし、タブレットを貸与しオンライン授業を提供するなど、なんとかして学習機会を維持しています。
そして私はAEFAの外部サポーターとして、2020年7月からCSOの支援に携わっています。具体的には、運営補助資金の受け渡しと特別授業です。4月には、母国ミャンマーの平和を祈り、皆で折り鶴を作るとともに、プリンター印刷した図面から電車を作るワークショップを行いました。こんな先が見えない時代だからこそ、日本人として子供たちの発想力を養う支援を、これからも継続していきたいと考えています。」
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AEFAは昨年7月にCSOの窮状を知り緊急支援を始めました。1年間の予定で毎月、石崎さんを通じて定額補助金を届けてきましたが、彼らの母国ミャンマーの情勢や新型コロナの感染拡大が収まらない状況などもふまえ、この7月から2年目の支援継続に入りました。このプロジェクトを支えてくださるAEFA会員のみなさまに、CSOの先生や生徒たちはいつも心より感謝しています。
マレーシア全土の学校は現在、休校措置がとられています。CSOも対面授業が許されず、高学年の生徒を中心に可能な限りオンラインでの勉強を続けています。
そんななか、最近、石崎さんは Zoomを使ってCSOの生徒たちに「科学技術」や「宇宙開発」についての特別授業をしてくださっています。将来の夢はエンジニアや科学者という子どもたちは特に熱心に耳を傾けていました。
石崎さん、いつも現地で活動を支えていただきどうもありがとうございます!