<少数民族のくらし紹介> モンのすてき・ラオス

“Hmong“とはモンの言葉で、“人””人々“を表します。

真っ先に思い浮かぶのは、”伝統的な手仕事”という方も多いのではないでしょうか。

日常の光景や動物や自然を表した細緻な手刺繍、美しいアップリケ、藍のろうけつ染、それらを組み合わせた布やカラフルなスカート。特に、ろうけつ染は熟練した技術が必要とされ、年々伝承者が少なくなっていると言われています。

インドシナ戦争後、難民キャンプにいたモン族の女性たちが現金収入を得る貴重な手段ともなり、故郷の風景と代々継がれてきた伝統が手仕事に表されています。一方男性は、鍛冶、木工、粘土などの細工、狩猟や建築を得意とします。

モンの人々は、祖霊・精霊を信仰しており、生活には様々なタブーがあります。

例えば、家の中心にある柱にみだりに近づいたり、触れたりするのは大きな禁忌です。また、訪問者が家長の許しを得ずに家に入ることは禁じられ、万一破った場合には、伝統的慣習として全員で話し合って解決策をさがします。

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「2021年度ラック28小学校プロジェクト」は、AEFA初のラオス北東部シエンクアン県 モン族の子どもたちのための学校です。ラオスには、595,028人(人口の8.5% 2015年度調査)が、主に北部から中部までを中心に居住しています。

(情報提供:ACD)