アインさんたちと過ごした十日間

AEFA事務所にて20周年を祝う絵とメッセージとともに
AEFA事務所にて20周年を祝う絵とメッセージとともに
(左から理事 金子、CSD代表アインさん、理事長 亀井、会長 谷川、
理事 田中、CSDスタッフ マイホアさん)

AEFA設立20周年を迎えた2024年、ベトナムから、AEFAのプロジェクトパートナーであるCSDのアインさんたちが来日しました。これに伴い東京フォーラム、山形ワークショップ、図書館や学校訪問、その他さまざまな交流プログラムが実施されました。AEFAフレンド会報38号で、アインさんたちが来日した十日間を特集しています。会報に掲載しきれなかった写真、山形ワークショップ会場の様子、アインさんたちのメッセージ動画や、AEFA理事長 亀井のコメントなどをご覧ください。   

                     


アインさんたちとの十日間を振り返っ(AEFA 理事長 亀井)

アインさんたちと過ごした十日間は、出会いと発見に満ちた充実の十日間でした。その一部をフレンド会報38号でご報告しましたが、実はほかにもお伝えしたいことがたくさんありました。そのいくつかを、ここでお伝えします。

・ベトナムの山岳少数民族への関心の高さ
・アインさんたちが感じた日本人のやさしさ
・人と人との対話から生まれるもの
・「また会おうね」を未来につなぐ

(クリックして全文を読む)

アインさんたちのメッセージ動画
(日本語字幕:AEFA理事 坪井)

山形在留外国人と日本人の交流プログラムとして開催された「山形ワークショップ」。これに参加したアインさんや、アインさんとともに来日したヒウさん(アインさんの夫としてCSDの活動をサポート)、CSDスタッフのマイホアさんが、ワークショップの感想や今後への思いを語ってくれました。 

マイホアさんの日本日記
(日本語翻訳:AEFA理事 坪井)

アインさんとともに来日したCSDスタッフのアインさんが、東京フォーラムと山形ワークショップについて臨場感あふれる日記を書き綴っています。

山形ワークショップ
中高生グループ参加者からのレポート

山形ワークショップでは「未来の図書館」をテーマにいくつかのグループに分かれて話し合いました。中高生グループの話し合いの様子を、同グループに参加した伊藤誉さんからご報告いただきました。

❝ ワークショップの時間が少し押してしまったので3グループとも大まかなアイデア説明になってしまいましたが、本当はもっと沢山の発想豊かでとても面白い案が飛び交っていました。幼稚園生グループからはお母さんにゲームをしてもバレない部屋や、ドローンが飛んでいる部屋、小学生グループは本を楽しめるおしゃれな空間など実際にあったら素敵だと思う案がありました。これらの案を大人の参加様達に共有できなかったことは心残りですが、全体的にとても満足度の高い、面白い体験ができたと思います。

子供チームは中高生、小学生、そして幼稚園生の3グループに別れました。私は中学生2人と高校生2人の計4人グループでした。ワークショップのテーマ「みんなで未来の図書館を考える」に沿ってチームごとに多種多様な案が飛び交っていたと思います。

各チームが図書館の1フロアを担当するという形で、中高生チームは2階を担当することになりました。エントランスのある1階や最上階の3階とは違い、間のフロアだということから構造やテーマに悩みました。はじめは個人で「こんな機能があったらいいな〜」という案を考え、ある程度の時間がたったら共有をはじめました。読み聞かせ機能や、本の転送システム、読んだ本に書かれた食事を味わえる食堂など、今まで聞いたことのない発想がたくさんありました。ポストイットに案を書いて共有したので、一人一人の出した案を分析すると性格がわかって面白かったです。テクノロジーに興味がある人や、人との対話を大事にする人など、普段接点のない者同士が大いに関われた機会だったと思います。

話し合いの結果、廊下ではVR空間をメインに読んだ本の音や視覚などが体験できるようにし、食堂や対話スペースも設置することでユニークかつ面白いフロアになると考えました。また、本の内容を実体験してみたいという案も採用しました。

以上の案をもとにフロアの間取り図を描き、そこに各部屋の内容やデザインを大まかに描きました。中学生の2人が色をつけて絵を華やかにしてくれたのも嬉しかったです。❞

中高生グループのポストイット案

最終的な間取り図


山形ワークショップ 小学生グループによる話し合いの成果

小学生グループからも未来の図書館について素敵なアイデアがたくさん発表されました。


山形県立図書館見学の様子

山形ワークショップに参加する在留外国人の方向けに、山形県立図書館見学会が行われました。図書館員の方には、施設や図書検索機の使い方、利用状況や利用方法について説明をしていただきました。図書館に興味を持った外国の方々に対し、利用カード作成のサポートもしていただきました。


共催団体・協力団体

共催山形県青年国際交流機構 山形県IYEO(International Youth Exchange Organization)
1959年から始まった内閣府(総務庁・総理府)が実施する青年国際交流事業の参加者を中心に、山形県在住者を中心とする多様な会員が集まるボランティア団体です。内閣府事業の県内受入れの際、実行部隊として、県と協力して受入れ事業を運営したり、多文化共生社会を、日本・世界中の多様な世代の仲間と一緒に実現していこうと活動しています。

MSY在山形ベトナム人協会
MSYは、笑顔になれるコミュニティをみんなでつくるため、日本で生活する外国の方の支援や、交流を行っています。もっと日本を知りたい!日本語を話してみたい!という外国の方と、オンラインで会話をするボランティアさんも募集しています。こちらをご覧になって日本語会話ボランティアに興味をもった方は、AEFA事務局までお問い合わせください。