Child Education ベトナム 子どもの安全な環境をつくるプロジェクト

山岳地域に住む少数民族の子どもたちにとって、自分で自分の身を守るスキルは重要です。
普段の生活の中にも、さまざまな危険が潜んでいます。特にコロナ休校期間中、交通事故や水難事故、児童虐待の危険が増加しました。事故を未然に防いだり、万一危険に遭遇した際にどう行動すればいいか教えるのは、両親や地域の大人の責任です。しかし、大人たちでさえも認識や知識が十分でないのが現状です。

そこで、「Child Educationプロジェクト」をトゥエンクアン省の3校で実施しました。まず、日常生活に潜む危険を地域で共有、通学路や川の周囲に警告標識を掲示したり、ポスターを掲示しました。また、子どもたち自身も自分で自分の身を守る「*ライフスキル」を高めるためのトレーニングを受け、安全な環境は自分たちでつくっていくことを実践しました。(ライフスキルとは「日常生活に生じるさまざまな問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」(WHO:世界保健機関)

3つのトピックスに重点を置き:  ➀子どもの安全 怪我の予防 ➁児童虐待防止 ➂環境整備      

子どもを活動の中心に、主体性をもって行動することが出来るよう、各トピックスのトレーニングや活動に子どもが参加・発言する時間を確保しました。自分たちで課題を解決していく経験は、これからの人生の中で役立つ能力です。