■ スリランカから届いた絵のご紹介 ■

2021年の<徹底改修プロジェクト>で校舎がきれいになった「ワガワッタ・タミル小中学校 (Wagawatta Tamil Jr. School)」よりお礼の絵が届きました。


青い海に浮かぶ緑豊かなセイロン島に描かれた4人の子どもたちは、スリランカに暮らす4つのグループを表しているそうです。

白い服の男の子 ー イスラム教の人たち
青い服の男の子 ー キリスト教の人たち
紫の服の男の子 ー 仏教の人たち
女の子 ー ヒンドゥー教の人たち
(この学校の先生や生徒たちはタミル人で、主にヒンドゥー教を信仰しています。)

また、2つの国旗はスリランカと日本の友好と絆を表しています。


AEFAがスリランカで進める<徹底改修プロジェクト>は、壊して建て直さなくてもまだ使える校舎を大事にし、安全点検をしながら徹底的に修繕して、安全に長く使えるようにするものです。

スリランカでは公立学校の校舎のメンテナンスに公的なサポートがありません。屋根や壁に大きな穴が開いたりしても、保護者がお金を出して直さなければそのままになってしまいます。気候的に屋根が劣化しがちですが、貧困家庭の多い地域では直すことができず、雨が降るたびに授業をやめて教科書やノートが濡れないように避難しなければなりません。

建物自体は使える場合、環境への負荷を考慮して、取り壊さずに修繕します。
必要に応じて部分的な改築をおこなう場合もあります。

4月以降、コロナの感染再拡大で休校措置や活動制限が続いているスリランカですが、ワガワッタ・タミル校を含む5校の改修工事が7月に無事完了しました。
(*生徒が映っている写真は改修工事前のものです)