しらべてみよう>子どもたちの暮らし
アジアの友達はどういう生活をしているの?
東南アジアの山の中の村は、町から遠くはなれているため、水道や電気もなく、食べるものも十分にない生活を送っています。
30年位前の戦争のために、村が被害を受けてずっと学校が建てられなかったり、とても古い校舎のままだったりします。村に学校が無いので今まで学校に行ったことのない子どもたちもたくさんいます。
子どもたちは、毎日水くみや畑のお手伝いをしたり、森に食べ物をさがしにいったり、小さい弟や妹のおもりをしています。
学校があっても、古くて屋根から雨もりがしたり、かべがくずれたままだったりして、子どもたちは雨がふるとノートがぬれないように机を動かして勉強しています。
山岳少数民族の子どもたちの暮らし
Q1:算数の時間。数字の勉強に使っているのは・・・?あれ?なんだろう?
A / コーヒー B / とうもろこし C / ささげ
A / コーヒー
ベトナムは、コーヒーの栽培がさかん。ブラジルに次いで、世界第二位の生産量だよ。(ベトナム)
BとCも見てね!
B / とうもろこし
紙や鉛筆などの筆記用具がないので、1粒1粒並べて数字を作って、算数の勉強をしているんだよ。(ベトナム)
C / ささげ
学校菜園で育てているよ。(ラオス)
AとBも見てね!
Q2:耳に手を当てているのはなぜ?
A / 蚊(か)にさされてかゆい B / 歌に合わせたふりつけ C / 耳に手が届くと学校へ行ける
A / 蚊(か)にさされてかゆい
蚊にさされてマラリアなどの病気にかからないように、蚊帳(かや)をつったりしているよ。(タイ)
BとCも見てね!
B / 歌に合わせたふりつけ
音楽の授業、楽しそうだね♪
AとCも見てね!
C /耳に手が届くと学校へ行ける
自分が何才か分からない子もいるんだよ。耳に手が届けば、体が大きくなった=学校へ行ける年になったということにしているんだよ。(ラオス)
Q3:何を運んでいるのかな?
A / 水B / 油C / 米
A / 水
村には水道がないので、子どもが毎日、遠くの川まで水をくみにいくんだよ。
B / 油
村には電気もないので、びんに油を入れた手作りのランタンを使っているんだよ。
AとCも見てね!
C / 米
ラオスの人はごはんが大好き!モチゴメが主食です。
AとBも見てね!
Q4:何に乗っているのかな?
A / 象B / 水牛C / ぶた
A / 象
象も身近な動物だよ。特に、タイのカレン族の人は、象となかよし。(国)
あれば写真も
BとCも見てね!
B / 水牛
水牛は水田をたがやしたり、生活に大切なパートナー。子どもが毎日世話をしているんだよ。(ベトナム)
C / ぶた
ぶたも身近な動物だよ。
ラオスの山の中では、結婚式などお祭りのときにはぶたの肉を生で食べます。ごちそうだよ!
AとBも見てね!
Q5:山の学校の昼休み。みんな、何を食べているのかな?
A / ごはんとパパイヤサラダのお弁当B /給食C / ごはんとバナナの花のお弁当
A / ごはんとパパイヤサラダのお弁当
もち米のごはんだよ。パパイヤサラダのほかにも、干したカエルのおかずがあるよ。(ラオス)
BとCも見てね!
B / 給食
アジアの山の学校に給食はありません。
家が学校から遠い子は、朝早く家を出て歩いて通っています。朝ごはんを作って食べる時間もないので、おなかがぺこぺこ。。。
AとCも見てね!
C / ごはんとバナナの花のお弁当
学校でのお昼ごはんは、弁当をもってくる子もいれば家に食べに帰る子もいるよ。食べるものがない子には、みんなが分けてあげるんだ。これは、ごはんと草のくきのお弁当。(ベトナム)
Q6:新学期が6月から始まるのは、どの国?
A / ベトナムB / タイC / ラオス
A / ベトナム
ベトナムの新学期は、9月から始まるよ。2学期制で、5月が年度末。2月に、テト(ベトナム正月)のお休みがあるよ。
この写真は算数の時間のようすだよ。
BとCも見てね!
B / タイ
タイの学校は2学期制。10月に、中休みがあるよ。3月が年度末です。
この写真は、タイの学校の朝礼の様子です。
C / ラオス
ラオスの新学期は、9月から始まるよ。2学期制で、5月が年度末。1月に、中休みがあるよ。
この写真はラオスの学校の時間割だよ。
AとBも見てね!
Q7:この衣装は、何族の衣装かな?
A / アカ族B / タオイ族C / カトゥー族
A / アカ
アカ族の衣装はこれだよ。(タイ)
BとCも見てね!
B / タオイ族
タオイ族の衣装はこれだよ。(ラオス)
AとCも見てね!
C / カトゥー族
カトゥー族の衣装はこれだよ。(ベトナム)
Q8:この建物は、どんなことに使われているのかな?
A / 出産小屋B / 集会所C / 学校
A / 出産小屋
村には、病院もお医者さんもいなくて大変なんだ。(ラオス)
BとCも見てね!
B / 集会所
「ホーンハウス」という名前の、村人たちが集まる所だよ。この写真は、ホーンハウスの中のようすだよ。学校がない村では、ホーンハウスで勉強している子もいるよ。(ベトナム)
C / 学校
実は、この建物は学校です。
3つの学年が、この1つの建物で勉強しています。(ラオス)
AとBも見てね!
Q9:これは何をしているところかな?
A / ベトナムのおどりB / ラオスのおどりC / ラオスの体そうの時間
A / ベトナムのおどり
セダン族おどりだよ。
BとCも見てね!
B / ラオスのおどり
歌にあわせて、田んぼ仕事は楽しいな、という意味の踊りをしているところだよ。(国)
AとCも見てね!
C / ラオスの体そうの時間
休み時間には、上級生が指導して、体そうをします。みんな列を作って、1(ヌン),2(ソン),3(サン)!楽しそうだね。
Q10:これは何からできているでしょう?
A / お米B / 紙C / ココナツ
A / ライスペーパー
お米の粉をといたものを乾かして、できます。おいしい生春巻きも、これでまいて作ります。(ベトナム)
B / 紙
ラオスにも、日本の和紙とよく似た、手すきの紙があります。
しっかりしていて、ラッピングペーパーなどにも使えます。
AとCも見てね!
C / ココナツ
ココナツからは、甘いキャンディができるよ。(ベトナム)
AとBも見てね!
AEFAはどんな活動をしているの?
AEFAは、『3階建構想 』という考え方で学校を建設しています。
■1階<学校建設>
そこで、AEFAはこのような村に学校を作る活動をしています。
それぞれの国のNGOとペアを組み、村の人と協力して学校を作ります。
子どもも大人も、学校を作るために草をむしって地面をきれいにしたり、土を運んだり、机やいすを作ったりして協力します。
村の人たちといっしょに学校を作ることで、学校を大切にする気持ちが育ち、こわれたときも自分たちで直せるようになります。
■2階<村人との協力>
学校ができると、学校菜園できのこやいんげんなど野菜を作ったり、やぎやにわとりを育てたりします。
それを市場で売って、売り上げを村の人たちや学校のためにつかいます。教科書や文房具を買ったりもします。
■3階<日本の学校との交流>
そして、日本の学校と「フレンドシップ交流」を通して、おたがいの国や生活や学校について学びます。
アジアの子どもは、日本に友だちがいることをとてもうれしく思っています。
日本からのお手紙や自己紹介カードは、AEFAのスタッフやボランティアが英語に訳してベトナムやラオスのNGOに送り、そこでその国の言葉にほんやくされてから届けられます。AEFAのスタッフも、ベトナムやラオスの小学校に行って子どもたちや先生と直接会って、日本や日本の友だちのことを紹介しています。
また、アジアの学校だけでなく、日本の学校へ行って、アジアのことを知ってもらうための「出前授業」も行っています。