理事長あいさつ

不思議な魔法の香水

認定NPO法人 AEFA アジア教育友好協会
理事長 谷川 洋

理事長 谷川 洋

AEFAは、学校建設事業と国際交流事業の2つを推進しています。
建設事業では、住民の参加を条件にしています。そうすることで「私の村の学校」という意識を持つようになり、出来上がった学校を村人たちが大切に維持運営するようになります。
交流事業では、日本に友達がいることが現地の子供たちの励みになります。日本の子供たちは世界の現実を知ると共に、豊かさの中で失いがちな大切なこと−助け合い・思いやり・志・感謝・友情・家族の大切さなど−に気付くきっかけが生まれています。

AEFAの事業は、校舎を建設して終わり、ではありません。建設した学校のフォロー事業を展開するとともに、村の発展を推進する支援を行っています。私たちが目指すのは、学校を形成している生徒・先生・保護者・村人・行政などすべての関係者が参加する事業です。学校を中心に村がまとまる=「求心力」と、村を発展させようという意気込み=「推進力」を強化しています。

また、AEFAの海外支援は「一方通行」ではありません。支援の受益者は①現地の子供たち・村人・先生であると共に②日本の子供たち・保護者・先生、そして支援者です。現地と日本との交流を通して「双方向性」をもった海外支援を行うのが、AEFAの特徴です。

AEFAは支援者(ドナー)に、単なる寄付者ではなく支援事業のパートナーとしての参画意識を持つようお願いしています。個別に事業成果を具体的に報告し、ドナーの皆様は自らの支援の結果を確認し、感動してくださいます。そして時には嬉し涙を流してくださいます。

皆さんの笑顔と涙を拝見するとき、私の心には「魔法の香水」という言葉が浮かびます。私の故郷である福井県では1948年に大地震が発生しました。自宅が全壊し日々の生活もままならない状況で、母が他人を助けているのを見て、「うちもこんなに貧乏なのに、どうして他人を助けるの?」と問いかけた幼い私に答えてくれた母の言葉が「魔法の香水」でした。
「支援」とは、お金を提供するということだけではなく「善意」であり「思いやり」です。こうした善意や思いやりは、相手のために無私の心で振りかければ振りかけるほど、自分自身にも降りかかる、不思議な魔法の香水です。アジアと日本の子供たちのために、事業の共同推進者として支援してくださる皆さんにも、この魔法の香水がきっと降りかかるでしょう。アジアの、生きることに精一杯な、教育環境に恵まれない子供たちを支援することにより、皆さんが「心の清々しさ」「アジアの子供たちの生命力や健気で無垢な心」を受け取る受益者にもなります。

アジアの子供たちへの支援、日本の子供たちとの学び合い、夢の共有を通して、思いがけない経験や気付き、感動を皆さんと共有できればと思います。